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燃料電池システム

CO2を増やさずに発電

下水汚泥や有機性廃棄物の嫌気性発酵によって生じる下水汚泥の消化ガス・バイオガスは、再生可能エネルギーとして位置付けられます。消化ガス・バイオガスを燃料電池で利用すると、大気中のCO2を増加させずに発電できるため、CO2排出削減に一段と寄与します。

環境配慮型の発電システム

燃料電池は水素と酸素を化学反応させて、水素のエネルギーを直接電気エネルギーに変換して発電します。内燃機関を利用する発電方式に比較して「発電効率が高い」「排ガスがクリーン(特にNOx)」、「運転時の音が静か」などの特長があります。燃料電池で電気と熱を利用すると省エネ率は最大46%(純水素)に達します。CO2排出削減量は、最大805t/年(消化ガス)、CO2削減率は最大で100% (消化ガス)に達します。このCO2削減量を算出すると杉林成木で約57,000本分、杉林面積では東京ドーム約54倍に相当します※。

環境資源の多様化

都市ガスに加え、消化ガス・バイオガス・純水素などの副生ガスに対応します。また、都市ガスが停止しても備蓄LPガスに切り替えて運転を継続できます。